誕生日のメール
時計の針が12時を回ると同時に、連続して携帯電話が震えた。今日(25日)は私の誕生日。少なくとも2~3人からは、メールが届くだろう、と思っていたので当然のように差出人をチェックした。
ところが、である。差出人名が、全部ローマ字表記。老眼鏡をかけ見直すと、私が加入しているプロバイダー、SNS、ネットショッピングからのメールばかり。私が期待? いや、当然に送ってくれるであろうと思っていた知人からのメールは皆無だった。
ちょっと見るのが早すぎたのだ。そう思い直し、メールを待つこと半時間。やっと、中洲のママさんからのおめでとうメール。例年なら「営業メール」と受け流すメールのうれしかったこと。少なくとも私の顔と、誕生日を知っている実在の人物からのメールなのである。
結局、何本かの実在の人物からのメールをいただいた。深謝だ。ただ、明らかにメールの本数が減少傾向にある。いや。いい年だ。それには言及すまい。しかし、すべてのメールが先に記した「業者様」からだけになったとしたら…。
会員登録したときの属性(生年月日)をもとに自動的に配信されたメールに人の手は介在していない。誰も祝っていないのに、誰も知っていないのに、お祝いメールだけが飛び交う。そんな恐ろしい現実だけはごめん被りたい。

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